インジェクションチューニング
前のブログにて触れましたが、インジェクションチューニング(以下セッティング)のためにバイクを預けてきました。
これですこれ。
スクリーミング・イーグル スーパーチューナーPro。
コレを純正ECU(ハーレーではECMと呼ぶらしい)に接続し、中身を書き換えるために使用します。
書き換え終わったら外せばOK!
余談ですが、このスーパーチューナー、一度接続すると他のバイクには使えないらしいです。
なので中古品なんてものはあってはいけない代物です。(たまーに某オクで見かけますが注意が必要です。)
今回セッティングするにあたり、
- アイドリング回転数を下げる
- 低速トルクを出すのではなく、高回転寄りにする
という注文でお願いしました。
それが本日終わって、引き取ってきたので軽くレビューをしたいと思います。
まずはアイドリング。
セッティングをする前は、マフラーにインナーバッフルを入れなければアイドリングすら出来ない状態でした。
今回バッフル抜きでお願いしたのですが、ちゃんとアイドリングしてる!!(それはそう)
アイドル回転数の高さは、インジェクションのハーレーに共通する悩みだと思うのですが、800rpmにしてもらったことでいい感じのドコドコ感が出せております。
走りの方はと言うと、「アイドル回転数を下げる」と「高回転寄りのセッティング」がアンマッチだったのか、正直1500rpm以下はギクシャクしている気がします。。
しかし、それを超えると問題なしで、物凄くスムーズかつ力強く6000rpmまで回っていきます!受け取ってすぐのときはスロットル開けるのを躊躇したくらいのパワー感です!!
肝心な数字の方はと言うと。。。
Max Power:74.45hp
Max Torque:10.75kg-m(77.75ft-lb)
でした。
ノーマルの値を測っていないのでなんとも言えませんが、カタログのトルク値が101N-m(10.299kg-m)であることを考慮すると、それを上回っているので上々じゃないかな?と思います。
以前セッティングについて調べている時に、ハーレーは1ci当たり1hp・1ft-lbが一つの目安と書いてある記事をよく見かけました。
ciと言うのはキュービックインチという単位で、排気量のことを表します。
スポスタには馴染みが無いですが、他のツインカム等のエンジンには110や108等の数字が書かれています。
あれはそれぞれ110キュービックインチ、108キュービックインチという排気量を表しています。
んで、スポーツスター1200は1200cc=74キュービックインチです。
今回得られた値は74.45hp、77.75ft-lb。
お?
中々いいところじゃないか!
国産スポーツに比べたら当然大したものではないですが、これでいいのです。偉い人にはそれが(略
あと、とてもうるさくなりました。(小声
これで機関チューニングは一旦終了。
これからは外装をカフェレーサー風にしていきたいと思います。